横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校同窓会

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インタビュー 第2回 新堀 典彦さん (7期)

2. 議員として

新堀さんが掲げている教育改革について教えて下さい。

今の教育現場では戦後のシステムが時代に合わなくなってきています。教育は今が曲がり角にきています。我々は公立高校をあずかっている立場です。今こそ教育改革が必要であると思っております。

今の学校は非常にレベルが低下しています。レベルの低い学校は特に授業にすらなっていない状況です。これは教職員に大きな責任があると思っております。ある学校では授業中に携帯電話が鳴る。飲み食いをしている。そして生徒は茶髪、過度なメイク、だらしのない格好。そんな中、授業では中学レベルのことをしている。先生が堕落していると。それを改善し先生たちのレベルアップをはかるべきだと。

また、現状では公立と私立でレベルが違い過ぎています。貧乏人でもきっちりと勉強すれば東大に入ることができるっていうのが教育です。公立も私立も同じ税金を投入することで父兄の負担を軽くしてあげたい。また学区を撤廃することで幅広く学校を選択できるようにしてあげたい。そして子供たちが学校を自由に選べるようにすべきだと思っております。

学校とは何なのか。学校は先生たちの為ではなく子供たちの為にあります。学校とは子供たちが学問をする場である。あくまで子供の為の学校でなければならないのです。

地元南区について教えて下さい。

横浜市で一番高齢化の進んだ区が南区です。そして人口密度も高い。南区は人が通行するだけの場所になってしまっています。弘明寺観音みたいな国宝もあるし大岡川の桜並木もある。もっと人が集まる区にしたいと思っております。現在、みなとみらい21地区や上大岡地区の再開発に埋没してしまっていますが、横浜の事業の中で1つくらい重要なものを南区にもってきてもいいのではと。

例えば、横浜に国連の機関があるのを知っていますか?国連の熱帯木材機関の事務局がみなとみらい21にあります。この熱帯木材機関とはどういうものかというのをPRし、皆さんに知ってもらう為に勉強をする為の機関を南区につくりたいと思っております。

座右の銘を教えて下さい。

座右の銘は「らしく」。

まずは「初心忘れるべからず」ということです。そして、政治家は政治家らしく先生は先生らしく学生は学生らしく。元を正せば教育なんですけどね。

最後に後輩(特に若手、学生の皆さん)へのメッセージをお願いします。

附属のイメージはどうですか?今ではどう思っていますか?附属は入りにくい。試験も抽選もある。他の学校に比べれば生徒の人数が少ない。普通より人数が少ないということはそれだけ勉強する機会が濃いということです。こういうものを大事にしていって欲しい。

将来、自分の能力を発揮できる為には今頑張れ!勉強することで勉強以外の知恵がつきます。今できる勉強を学生のうちにとことんして下さい。そして生徒は生徒らしく!学生は学生らしく!

同窓生インタビュー 新堀 典彦さん(7期)
  1. 学生・サラリーマン時代
  2. 議員として
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