横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校同窓会

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インタビュー 第5回 渡邊あゆみさん (26期)

2. アナウンサーという仕事について

なぜアナウンサーになられたのですか

実は自宅の近くにNHKの家族寮があったんです。 自宅は教会でしたので、そこから奥様方がよく来ていました。 NHKがとても身近な存在で、その人たちから「ものを作る楽しさ」を教えられました。 事務は向いていないと思ったので、アナウンサーを受けました。

また、附属中の先輩である23期迫田さん(当時丸山さん)が、 先にアナウンサーとしてNHKにいらしたことも、 身近に感じた理由ではないでしょうか。

どんなお仕事ですか

アナウンサーというのは「ひと」「ひとが一生かけたもの」など、 人の生き方を聞く、という仕事です。たった1回の出会いでも、 この仕事をしていないと出会えない人にお会いできるのが一番の魅力です。 今でも交流があるのは、若手を庇った怪我で半身不随になってしまった大工の棟梁です。 お会いした頃は子供たちの為にミニチュアの木の家を作っていらっしゃいましたが、 20年くらい交流が続いています。

気を遣うところはどんなところですか

インタビューする相手は必ずしも
「何かを宣伝したい」
「売り込みたい」
と思っている方ばかりではないのです。

様々な事件の被害者や遺族の方にお話を聞かなくてはならない様な時には、本当に言葉に気を遣います。インタビューでは、テレビで放送される内容はほんの一部であって、カメラがまわる前にお話を充分して、やっと「自分の体験が役に立つなら…」と話をしてくださる方も多いのです。

また、現状を広く多くの人に伝えるのが役割と思いつつも、災害現場でインタビューをしていると、復興の手伝いをした方がいいのではないか、と思ってしまいます。

同窓生インタビュー 渡邊あゆみさん(26期)
  1. 中学時代の思い出
  2. アナウンサーという仕事について
  3. 働く女性として
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