私は、それぞれに魅力があって、どっちがどっちというのではないと思っています。国会議員・政治には、将来に向かってどういう仕組み・社会を作っていくか、その中で、紛争に巻き込まれたり、一部の人だけが損をしたりするようなことがないような社会の仕組みを大きく作る、という魅力がありますよね。
一方で、社会がそのようなプロセスを経るとき、仕組みが切り替わるときには、どうしても狭間にはまってしまう人や、乗り遅れてしまう人が出てきたり、予測できない対立・紛争が生じてしまいます。弁護士・司法には、そのような人を支える、という魅力があります。弁護士の仕事をしていれば、紛争にならないよう、予防する仕組みを作りたいと思いますし、また国会議員として仕組みを作ったとしても、どうしても新たな紛争・問題というのは出てきてしまいます。両方できちっと整備・機能していかなければ、うまくいかないのだろうと思いますし、どちらもやりがいのある仕事だと思います。
私は、基本的には、国会議員であっても、弁護士であっても、見る目は同じだと思っています。
私は国会議員として、一人一人の市民が自分らしい生活・生き方が出来る社会を作るということを基本にして、法律作りの際にもこれを原点においています。弁護士としても、その仕事は一人一人の暮らし、生きることへのサポートだと思います。そのように、市民が自分らしく生きるために法律を作り、解釈するということでは、法律を見る目は共通なんだろうと思います。
国会での千葉さん